「君」の恋、「彼女」の恋。
複数の中から一つを選ぶとき、その人の中には「それを選んだ理由」と「それ以外を選ばなかった理由」がある。
つまり、何かを選ぶということはそれ以外を選ばないということだ。
選ぶことで未来が拓け、また選ばなかった未来が閉じる。
そうやって、人は「自分」を選り分けていく。
ノベルゲー特有のポエム的なやつでした
というわけで君と彼女と彼女の恋。(以下ととの)が良かったので感想文を書きます
ネタバレ全開でやるのでネタバレ嫌いでこれをプレイする予定があるならブラウザバックして今すぐ買え
まあ7年も前(2020年現在)の作品にネタバレもクソもないと思うけど
なんならググれば(死語)例の画像いっぱい出てくるしね
「心一」の恋、「美雪」の恋。
美雪ルートこと1週目
こことアオイルートまではぶっちゃけ前座だけど普通にいい話だと思う
実際のあらすじは公式サイトなり実機プレイで確認してほしいけど要約すると「高嶺の花な学園のマドンナ(死語)となんのとりえもない凡人をくっつけるべくデンパ少女が世界を変える話」
美雪はかつて自分を救ってくれた心一のことがずっと好きだったし、心一の方も本心では美雪が好きだったんだけど、心一側が心に壁を作ってたせいでくっつくどころか接点すらなかった。アオイが現れるまでは───
たぶん心一が美雪に近づけなかったのは、自分と美雪では釣り合わないってのが表の理由、自分がいると美雪の足を引っ張ってしまうってのが裏の理由、昔は自分が美雪を引っ張ってたのに演劇をきっかけにそれが覆ってしまったので立ち位置を見失ったってのが真の理由かなって思う
美雪側はそれを踏まえて「私にはあなたが必要なの!」とでも言えば簡単だったろうにわかってたのかわかってなかったのかそんなことは言わないのでめちゃくちゃ話が拗れるという
このままではストーリーに無理があると判断したアオイは「カミサマ」の力を借りて運命を捻じ曲げ心一と美雪が必ず結ばれるようにする
───それがどれほどの大罪だったかも知らずに…
このルートは終始ちゃんとゲームしてて、周囲の友人(主にアオイ)が主人公の心の錠前をこじ開けて最終的に二人は結ばれるんだよな
いくつか世界の謎について匂わせつつ、本筋は心一と美雪の恋が成就するまでの話って感じ
概ね一本道*1のシナリオを堪能したら次はアオイルートへ
「心一」の恋、「アオイ」の恋。
アオイルートこと2週目
世界を「ゲーム」だと言い、自身を「攻略ヒロイン」と称するデンパ少女、アオイ
「ゲーム脳*2」な彼女とひょんなことから友達になった心一は空回りがちながらも懸命に心一と美雪をくっつけようとするアオイに心惹かれていく
そしてある出来事をきっかけに急接近した二人はついに結ばれることとなるのだが───
アオイルートに行くには猫を拾って失踪したアオイを発見しなくてはいけないんだけど、その選択肢の量が異常に多い
その上なぜかやたらと美雪が諦めさせようとしてくる
まるでこれから先どうなるか知っているかのように…
そんな一歩間違えれば即美雪ルート行きの綱渡りを乗り越えると、物語はついに危険な領域へと突入する…
「アオイ」の恋、「美雪」の恋。
恋人となった心一とアオイだが、アオイには妙な噂が絶えない
火のないところに煙は立たず、不審な行動をとりがちなアオイに心一は疑念を募らせていく
そして美雪をはじめとした友人たちの証言、証拠からついに心一はアオイの浮気を確信する
憎悪にかられた心一は周囲の助けを借り、アオイへの復讐を決意する
心一の誕生日、最愛の彼女にすべての証拠を突きつけ詰め寄る彼にアオイは真実を告げる
───自分は「カミサマ」のアバターで「ゲームのヒロイン」。この世界は「ゲーム」。自分の役目は「主人公」との「CG」を回収することだと
じゃあ自分への言葉も愛も全部嘘だったんだな、と詰る心一にアオイは涙をこぼす
嘘なはずはない。愛していたからこそ浮気をしなければならなかった。CG回収を使命とするアオイはCGを集めなければ存在ごと消失する。それを恐れたが故の浮気。心一と添い遂げるため、心一以外と交わる。それが彼女の、たった一つの冴えないやりかただった
その言葉と、その涙からアオイの愛を感じ取った心一はアオイを許し、浮気も認めようとした
だがそこは生来の性格。どうしても彼女が自分以外と交わるのが許せなかった心一は現場に割り込み、3Pへと発展
ここはマジでしんどかった
心一の気持ちもわかるけどここまでしなくてもいいだろ…ってずっと思った
よりによって誕生日にこんなことする?
そこからの3Pはマジか…wって思いながら見てた
それとここで明かされたアオイとカミサマの関係
要するにプレイヤーにとっての心一がカミサマにとってのアオイということで
僕がアオイを攻略しようとしているときカミサマも心一を攻略している…という鏡合わせの構図は面白いと思う
実際プレイヤーから見たカミサマは鏡の虚像のような概念であることも含めてね
なんだかんだで心一がこの地獄を受け入れる決心をしたところでここからが本番
すべてを見ていた美雪が発狂、アオイと心一を殺してしまう
実は前ルートから「カミサマ」と繋がっていた美雪は自身をセーブしており、過去の記憶を維持していたのだった
心一同様、あるいはそれ以上に嫉妬深かった美雪はアオイの浮気を心一に突き止めさせ、破局を目論んでいたが失敗
それならと世界を創り変えて「君と彼女と彼女の恋。」の本当の姿があらわになる───
このルートの美雪は終始被害者なんだよな…なんで頑張って浮気を突き止めて懸命に寄り添って復讐の手伝いまでしたのに元鞘に戻るんだよ意味わかんないよ
あの瞬間の天国から地獄っぷりはどこまでもかわいそうだと思った
でも平行世界の出来事まで浮気認定されたら誰だって困るよ…
まあ二人ともこんなに嫉妬深いなら心一と美雪は割とお似合いだったのかもしれんね
心一死んだけど
ここでの肝はアオイの裏切りの前にプレイヤーが裏切ってる構造なのでアオイの浮気に憤ったなら自身の裏切りを省みなければならないことなんだよな
「君のその顔が見たくて」なんてシャーデンフロイデを許さない
エンド後リスタートしてほかのキャラクターを攻略する行為をヒロインがやったらどうなのか、そしてそれをされたヒロインはどういう気持ちなのか、そこが肝じゃないかと思う
「僕」の恋、「美雪」の恋。
さて、ここで新しい登場人物が舞台に上がる
それはアオイルートから度々存在を示唆され、しかしずっとこの物語に関わってきた人物
そう、
「君」、すなわちこのゲームの「プレイヤー」だ。ここでは便宜上「僕」としよう
メタルートこと3週目
美雪によってアップロードされた世界
そこでは既に心一と美雪が結ばれていた
そして心一、美雪、そして「僕」の生活が始まる…
ここは美雪の復讐であり、理想であり、攻略でもある
美雪と結ばれた心一を通して、「僕」は美雪との生活を体験する
心一はデータがロードされるたび記憶を失うが、カミサマの力でデータをセーブした美雪は記憶を保持する
またゲームを改造してその支配権を得て、「僕」に自分の描いたシナリオを進ませ篭絡しようともくろんでいた
ゲームをプレイする動機は人それぞれだろうが、僕の動機は「エンディングを見ること」だ
トゥルーエンドにたどり着き、それまでのシナリオを堪能すること
そのためにゲームを続けている
そんな僕にとってこの無間地獄は当然真の終わりじゃないので、ここを脱出しその先を目指すべく、まず美雪とのメモリーを確認し情報を集めた
逆転裁判でもとりあえず全待ったをやるタイプのプレイヤーなので一通りシナリオを確認してから脱出しようと思った
のちにここをちゃんとやってて良かったと自分を褒めることになるとは…
美雪の日記からこれまでの美雪の行動を知ったり、カミサマとの電話で心一が監禁されていることや妙な薬で心一を洗脳しているらしいことを知ったり*3、別のメモリーでの出来事が他のメモリーにも影響するらしいことに気づいたりしつつ美雪に媚びまくったら*4、美雪が外へ出してくれることになった
心一がなんか髭とか髪とか伸びてるなー変だなー怖いなーとか思ってる中で僕はめちゃくちゃビビっていた
美雪はゲームを支配してるわけで、一歩ミスったらすべてのデータが消えかねないと思っていたので、慎重に選択しなくては…って思ってた
そんな僕の心配をよそにゲームは進行し、美雪はかつてのアオイが運命を捻じ曲げたようにアオイの存在を抹消した
そこから機転を利かせた心一によって再度アオイを呼び戻そうとしたものの失敗し、美雪にも捕まってしまう
なぜなら美雪はバックログを監視しており、心一がどう動こうが先回りできてしまうのだった───
3週目以降の美雪はキャラクターやプレイヤーの域を超えた絶対権力者と化してて、絶対コイツの裏をかいて脱出してやる…!ってなった
美雪に捕らえられた心一は監禁生活へ逆戻り
もはやこれまでと諦めかけて攻略サイトを漁ってみたらまだ続くようだったので続行した
前回結局やらずじまいだった料理イベントで美雪が心一に使った薬物を発見したのでぶっこんだ
案の定ぐっすり寝た美雪に勝利を確信しつつ再度電話帳を開こうとしたがここで立ちはだかるセキュリティ、10の質問
美雪のメモリーでのセリフから出題される問題に難なく全問正解し、勝利を確信しながらカミサマへ電話したら電話は美雪のもう一つのケータイへ
な、なにィーーーーーーーーーッ!!!!!????(ジョジョ)
驚愕する僕に一発正解するなんて愛を感じちゃうなんて言う美雪
実はこの10の質問、その3択の正解はランダムに決められており、それが30問で3の30乗、すなわち205891132094609通り*5
攻略サイトも無駄になるこれを突破するには美雪のメモリーをすべて把握し、彼女のことをすべて理解していないといけない
その愛に応え、ある真実を告げる美雪
それは、ありとあらゆる未来で、美雪は誰とも結ばれることがないということ。そう、心一だけを除いて
なぜなら、あの日、アオイが実行し、僕が止めなかった世界改変で、「心一と美雪が必ず結ばれ、絶対NTRれなく」なったから
心一が美雪以外と結ばれたなら、必ず美雪は取り残される
そして、まだ見ぬエンディングへと進もうとする僕は、すでに通過した美雪ルートには向かわない
ならもう美雪は永劫に孤独なまま心一が誰かと結ばれるのを眺めているしかないのだろうか?
いや、ある
簡単だ、ほかのルートを総て潰してしまえばいい
OP時点で初めから恋人となりほかのヒロインと出会わないよう閉じ込める
そうすれば心一、そして「僕」は美雪から離れることはない…
その罪の告白を受け入れた心一は美雪に愛を告げ続け───
美雪はそれを受け入れなかった
もはや神に等しい力を得た美雪にとって、心一などただの操り人形でしかない
それの言葉などただ空虚なだけ
美雪の「恋」は世界の外、心一を操る「僕」へと向いていた
ととのの肝はメタ構造とこの後の最後の選択だと思ってて、メタ構造のゲームを創ろうとした果てに最後の選択ができたのか、最後の選択をやるためにメタ構造を選んだのかどっちかなーと思ってたらここのえっちシーンが起点だという脚本の人のツイートを発見した
意外
そのえっちシーンっていうのが要するに美雪のオナニーなんだよね
美雪が「僕」を想像しながら自慰をするっていう
つまり主人公ではなく、プレイヤーとヒロインでセックスをしようってところからととのが始まったと
もし僕が同じ発想から話を考えたとしてもこうはならないだろうなーって思う
「僕」の恋、「君」の恋。
目覚めた心一はシャワーを浴びる美雪をよそに、「僕」の意思に沿い学校へと向かっていく
選択肢を通して意思を語る「僕」
正しい結末へ導くため、狂った世界を戻すため、間違いを犯す美雪を救うため、「僕」は進んでいく
世界の中心として幾度も世界を改変した場所、学校の屋上で「僕」はカミサマに電話をかける
ここでの「僕」の口調は心一に似てるんだけど、これはたぶんプレイヤーとして主人公である心一の言葉を借りているからなんだろうな
美雪はバックログを監視してるけどシャワー中だからか懇願するに留めてた
カミサマの助けを借り、ついにアオイを呼び戻すことに成功した「僕」
それと同時に世界の中心にやってくる美雪
アオイと美雪、感動の再会───とはならず、険悪な雰囲気に包まれる
アオイは世界をロールバックして元の世界へ戻るよう告げるも美雪はこれを拒否
アオイにそれはセーブもロードもできないことを恐れているからだと指摘されると、美雪は当たり前だと絶叫する
10の質問を正答し、カミサマに電話をかけようとした「僕」
その真意は果たして愛か復讐か
10の質問に答えるためには美雪を理解しなければならない
しかしカミサマに電話をかけようとしたということはこの世界から脱出しようということ
あの日誓った永遠の愛は、本心かただのクリックか
あの日の裏切りは本心かそれともただのCG回収か
「僕」の愛が確信できれば戻れるという美雪
アオイを呼び戻す工程めっちゃ熱かった
例えるなら「ミラクルライトを振ってプリキュアを応援して!」みたいな
その上で最後の障害に美雪が噛んでくるのも良い
美雪にとって大切なことを知ってなおその先へ進めるか否か
美雪、あれで恋する乙女なのかロマンチストなのか、永遠の愛を強固に信じているんだよな
ここまでのことができたのも永遠の愛を信じるが故といえる
その美雪をこうなるまで苦しめたのは、美雪の愛を裏切った「僕」なわけで
世界を戻すため呼び戻されたアオイ
その役目が終われば彼女はカミサマの元へ戻り、消滅する
カミサマと記憶を同期し、ほかの無数のヒロインの記憶の中に埋もれる
泣きながら、悲しみながら笑うアオイは、「僕」に最後のお願いをする
───たとえ何があっても、「僕」とアオイは結ばれた。
その事実が残ってほしい。それだけがあればいい。だから、アオイを好きと言ってほしい、と
アオイは言わばヒロインの主人公で、そのプレイヤーたるカミサマとの同期はすなわち、アオイのこれまでをカミサマがリプレイするようなものなんだろうな
だからそれが終わればカミサマの一部として取り込まれてしまう
それでも、例え世界が、自分がフィクションでも、この思いは残ってほしかったからこその願い
それを叶えられるのは「僕」しかいないんだ
そして始まる「最後の選択」
このゲームのエンディングを、進むべきルートを決める運命の選択
通常の方法ではどちらかしか選べないその選択で、僕は当然めちゃくちゃ悩んだ
ぶっちゃけ僕はプレイ動画から買った口なので(メタルート入ったあたりで見るのを止めてた)その動画の続きを見れば、あるいはほかの動画を漁れば両方のエンディングは見れるんだよね
なのでどちらを選ぼうが問題ない…のだけれど、だからこそより「選ぶ」ことの重みが増していたと思う
プレイ体験としてどちらを選ぶか、それはつまり自分を選ぶことでもあるわけで
「ここでこっちを選んだ」という表明はその後の人生に影響するだろうと
「愛する」ことは「選ぶ」こと、なんて某ゲームで定義されていたけれど
美雪を愛した僕と、アオイを愛した僕では何かが決定的に違うんだろうと思った
それになにより、どちらかを選ぶってことはどちらかを選ばないってことで
それが何を意味するかなんてこれまでから予想できる*6
だから延々と、うんうんと悩んで、でも簡単に決めていたようにも思う
それでどっちを選んだか?それは僕と彼女の秘密、ということで
「君」の恋、「彼女」の恋。
ロールバックされ元に戻った世界。学校の屋上で出会う心一と美雪。それをスマホから眺めるだけの「僕」とアオイ。
全てが戻ったということは、心一と美雪は必ずしも結ばれるとは限らないということ
そして心一の心に強固な錠前がかけられているということ
その鍵を開けるため、アオイはあるものを二人に送る
それはかつての友情の証
今は遠い、在りし日の思い出
それをきっかけに美雪にかつての面影を見た心一はもう一度、美雪の隣に立てることに気づき彼女に思いを告げる
それに応えた美雪と心一は、ここまでを導いてくれたカミサマや運命に感謝しながら、永遠のキスをした───
一方外の世界へ帰ろうとする「僕」とアオイ。カミサマの同期により消滅しそうな彼女と結ばれる方法を模索する「僕」はあることに気づく
アオイがカミサマのアバターとして様々な世界で主人公と結ばれるなら、それは自分と結ばれるということだと
異なる世界、異なる姿であろうとそこにヒロインがいるなら、その中に必ずアオイはいるのだと
そして二人は別れを告げる
また新しく出会い、新しく結ばれることを信じて───
美雪エンドの「なんだか、すごく、回り道しちゃったなって」に万感の思いが去来して胸が苦しくなった
状況が彼女を歪めてしまっただけで本当は普通の女の子なんだよな…
アオイエンドはヤバい(こなみ)全ゲーム、全ヒロインは実質アオイだから僕たちは必ず結ばれるって
呪いなのか祝福なのか
総評としては(えらそう)、最高だった
やってよかったゲーム
何年かに一度あるその後の人生を変える体験だった
良すぎて1日半くらい精神が囚われてたからね
そのくらい良かった
こんな長い感想文書くくらいだしね
半分以上あらすじな気がするが
しょうがないじゃん全部語りたいんだもん全部説明したいんだもん
もし興味あるならこんなクソ雑あらすじで理解した気にならずに買ってプレイ、しよう!(提案)
このゲーム、「君と彼女と彼女の恋。」がクリアすると「君と彼女の恋。」になるんだよね
これが本当良くてさあ
「君と彼女と彼女の恋。」ではたぶん人によって解釈が変わってくると思うんだ
【君】と【彼女】と【彼女の恋】と見る人や【君】と【彼女と彼女の恋】と見る人
君(心一)と彼女(美雪)と彼女(アオイ)の恋とする人や君(プレイヤー)と彼女(美雪)と彼女(美雪)の恋とする人
色々な見方があると思うし、それに正解はないんだろう
でも「君と彼女の恋。」になると一つの解釈に収束するんだよね
それがすごい
君と彼女の恋。、もうあの選択をした彼女とは出会えないけど、それでも僕たちは結ばれた。それを祝福してくれるタイトルだと思う
最後に、下は当時のチラシなんだけど、ここの「君が、好きです」も好き
公式サイトにもチラッと見えるキャッチコピー的なやつなんだろうけど、この「君」の意味がプレイ前とプレイ後でガラッと変わるのも憎い演出
PS.気づいたら8000文字行きかけてるが
どんだけ書いてんだよ